顔面神経麻痺を発症した20代女子のまとめ日記

顔面神経麻痺患者の記録日記。気持ちの整理をしたい自己満足日記。

顔面神経減価術、術後1年

発症382日目。今日で、顔面神経減価術を受けてから1年がたちました。2014年4月1日に発症して、8日に入院。重症だし回復の兆しもないってことで、手術を打診され、あっとゆうまに手術が決まり…先週のことのように覚えてます。

 

顔面神経減価術を受けた方の中には、後遺症で難聴や耳鳴りに悩まされている方も多くいらっしゃいます。私は幸いにも、そのような後遺症はありませんでした。私の執刀医は「聴神経のすぐ近くを手術するから難聴になる人もいるけど、ほとんどいないから、大丈夫だよ」って断言してくれたので、安心して受けることが出来たのですが…医師によっては「後遺症はほとんど出る」と言う人もいるようで。気になったので顔面神経減価術について、少し前に調べたことがあるんです。インターネットで少し調べた程度で、ソースがどこか忘れてしまったので、間違っている情報だったらすみません。

 

そもそも顔面神経減価術とは、顔面神経が通っている骨の内側を削って、神経が通るための空間をひろげ、神経への負担を減らすための手術です。だから「顔面神経減‘荷’術」ともいいますよね。ですので、骨をたくさん削った方が、空間がひろくなるので効果も大きいと考えられます。でもその分侵襲性も大きくなるので、聴覚神経(これがどれだけ顔面神経の近くを通ってるかはわかりませんが)への影響も出やすくなってしまうのかなと思います。

顔面神経減価術を受けた方のブログなどを拝見していると、手術時間が5時間近い方もいるようなのですが、私、2~3時間しかかからなかったんです。そこで私の推論結果は、私の執刀医は神経の負担軽減効果は少ないかもしれないけど後遺症も出にくい少ししか削らない派(だから手術時間が短い)で、神経の負担軽減効果が大きいけど後遺症も出やすいたくさん削る派(だから手術時間が長い)の先生もいるのかなぁと。あくまで素人の推理なので、間違ってたらごめんなさい。

 

重症例の患者さんに対し、後遺症の説明をきちんとしないで顔面神経減価術を勧める医師もいるようで、とても悲しく感じています。インフォームド・コンセントをきちんと取ることが本当に大切だと思います。