感覚が戻る、ということ。
発症59日目。今日も数日前と同じく、頬がぴしっとなり、今もすこし強張っています。
この「強張りを感じる」ということ、いままでマイナスのイメージしかなかったのですが、「強張りを感じるようになった」という考え方があることを、同じ顔面神経麻痺経験者の方々から教えていただきました。
私が発症して1週間頃、周囲の人に言われたことが「顔がむくんでいる」でした。ただ当時は、自分でむくんでいることも感じず。発症1ヶ月頃に「むくみがとれた」といわれるようになったときも、「そんな変わらないよなぁ」という感じでした。
1番麻痺がひどかったときには自分でも違和感は感じたのですが、それ以外は発症1ヶ月が経つ頃までは「動かない」ことしか感じませんでした。
しかし最近では、頬が強張るなぁ、突っ張るなぁ、顔が疲れたなぁ、まぶたが重いなぁ・・・など、いろいろ気付くことが多くなりました。麻痺はまだあるので、どうしてもマイナスの印象ばかりで、沈んでいたのですが、この『気付くようになった』ことが大きな一歩だと、教えて頂きました。
きっと気がつく前も、顔はこわばったり突っ張ったりしていたと思うんです。でも麻痺がひどくて、わからなかっただけなんですよね。
憶測に過ぎないですが、それでも、「今日も顔が重いなぁ」と落ち込むよりは「重いことがわかるようになるまで回復したんだなぁ」と前向きになりたいと思います。